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2009/07/11 (Sat) 21:00

パオ式ヴィパッサナーの特徴

PaAukSayadaw.jpeg


パオ式またはパオの瞑想と呼ばれる流派は、
その指導者であるミャンマーのパオ・セヤドー(1934~)に由来します。
しかしパオ・セヤドーが独自に開発した技法ではなく、
ブッダの時代の瞑想法がそのまま変わることなく伝えられているとされています。
ブッダゴーサ(5世紀)の著作『清浄道論』を基に、パオ・セヤドーが20世紀に復興した技法です。

従ってパオの瞑想は完全に出家向きの瞑想法です。
出家して毎日修行したとしてもパオの修行を修了するには、
ごく一部の例外を除いて速くて数年かかり、
一生かかっても終わらない人もたくさんいます。

またパオ式の場合、ヴィパッサナー瞑想をすぐにはやらせてもらえません。
先ず最初にサマタ瞑想から行い、サマタ瞑想で禅定(サマーディ)に達した人が、
ようやくヴィパッサナーをやらせてもらえます。

パオの場合、サマタ瞑想は40種類あります。
そのうち指導者が選んだ十数種類のサマタ瞑想をマスターしてからでないと、
ヴィパッサナー瞑想はやらせてもらえません。
通常は呼吸を見つめる瞑想、アーナパーナ・サティより始めます。

ヴィパッサナー瞑想もカリキュラムが細かく定められています。
パオ式ヴィパッサナーの観察の対象は、大きく4つに分類できます。
・色(rupa、物質)
・心(citta、心そのもの)
・心所(cetasika、心の中身)
・涅槃(nibbana、ただし涅槃は観察対象ではないという説もある)

それぞれはさらに細かく分類され、例えば心では分類法によって、
89または121に分類されます。
それらを全て一つづつ詳細に観察します。

観察は禅定または禅定に近い精神状態で行い、
例えば何かを見てそれに反応して行動するまでの一連の心の動きを、
こと細かに詳細に観察します。
それにより無常、苦、無我を悟ることができ、
カリキュラムを修了すると確実に解脱できるとされています。

40のサマタ瞑想、色・心・心所については以下の本をご参照ください。


日本でパオ式を修了した人は、執筆時点では山下良道師のみです。
一法庵ホームページ・ブログ
ただし山下良道さんは現在特にパオを教えておられるわけではありません。


2011/12/21修正
現在日本でパオ式を修了した人は、山下良道師と智鐘聖耀(ちしょうせいよう)師のみです。
山下良道さんは現在特にパオを教えているわけではありませんが、智鐘聖耀さんは教えています。
佛身山真功寺HP
http://zenbutsuho.jp/zenbutsuho/top.php

2011/1/14追記
カナダ在住ですが水源禅師(韓国国籍ですが青森生まれ)もパオを修了されています。
時々来日されて瞑想会などをされています。

また年約2回ほど、クムダ・セヤドー、ディーパンカラ・サヤレーが
ミャンマーから来日し、瞑想合宿が開かれています。
情報は適宜ブログや過去の合宿・瞑想会の参加者にメールで配信されますが、
一番情報が得やすいのはミクシィの「パオ瞑想の会」コミュニティです。
ミクシィ「パオ瞑想の会」コミュニティ

注意すべきはパオ式は出家向きの瞑想法であるということです。
在家のままで一日2,3時間程度の瞑想を行っていても、
ヴィパッサナー瞑想まで到達することはまず不可能です。
もちろんサマタ瞑想だけをやっていてもそれなりの効果はありますが、
在家のまま日常生活の改善・向上を目指したいのであれば、
他のヴィパッサナーの方が効果があるでしょう。

参考記事
瞑想学基礎
悟りとは何か?
サマーディについての誤解
サマーディの達成の判定方法(五自在)
サマーディで残る心(五禅支)
サマーディは覚りに必須か?
呼吸を観る瞑想(瞑想の基本)
呼吸を観る瞑想(アーナパーナ・サティ)
呼吸を観る瞑想(注意点)

シリーズ記事
ヴィパッサナーの種類
パオ式ヴィパッサナーの特徴
マハシ式ヴィパッサナーの特徴
ゴエンカ式ヴィパッサナーの特徴
ルアンポー・ティアン式ヴィパッサナーの特徴
山下良道(スダンマチャーラ)式ヴィパッサナーの特徴
オショウ式ヴィパッサナーの特徴
ティク・ナット・ハン式瞑想の特徴
現代ヴィパッサナーの歴史

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Comment

心を細かく分類

 心を細かく分類すると、受、想、行、識ですか?
 89あるなら、他には、何があるのですか?
ツヨシ |  2009年07月12日(日) 06:36 |   |  コメント編集

Re: 心を細かく分類

ツヨシさん、コメントありがとうございます。

心(citta)を分類するときは、受・相応・行の3つの観点から分類します。
従って、受・想・行・識以外にあるというのではなく、分類方法が違うのです。
詳しくは本文で紹介した書籍をお読みください。

またこの分類方法以外にも分類方法はあるはずです。
例えば、驚きという心または心所はどこにもでてきません。

パオの瞑想のヴィパッサナーを本格的にやるのでなければ、
あまりこだわる必要は無いと思います。
CyberBaba |  2009年07月12日(日) 16:10 |   |  コメント編集

分類方法

CyberBabaさん、ご指導ありがとうございます。
分類方法が違うのですね。
ツヨシ |  2009年07月12日(日) 19:34 |   |  コメント編集

Re: 分類方法

どういたしまして
CyberBaba |  2009年07月12日(日) 21:33 |   |  コメント編集

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