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2010/08/07 (Sat) 23:00

欲望は滅する必要があるのか

欲望はいけないとよく言われます。
この言葉を聞くと人々の反応は大抵2つに分かれます。
1つは鵜呑みにしてその通りだと言う人と、
もう1つは反発して欲望は必要だと言う人です。

しかし一言で欲と言っても実はいろいろな種類があります。
筆者は以前、欲求と欲望という記事で、
必要なものを求める欲求と、必要でないものを求める欲望を区別しました。
さらに欲には、もう一つ向上心というものがあります。

ちょっと整理してみます。
・欲望  必要のないものを求める心
・欲求  必要なものを求める心
・向上心 必要がないように見えるが、実はあった方が良い欲
これらはすべて欲ですが、性質が違っています。

このうち滅しなければならないのは欲望です。
なぜならば欲望は苦の原因となるからです。
必要でもないのに追い求め、不満の心が生じます。
欲望が叶えられても満足するのは一瞬で、再び不満が持ち上がってきます。

欲求は必要なので仕方がありません。
向上心は自分あるいは他人の苦を滅しようとする心だとも言えます。
この2つは滅する必要はありません。
しかし欲望は滅する必要があります。

ここでは概略だけを書きましたが、ご自身でよく観察・考察してみてください。

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欲求と欲望

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Comment

はじめまして

中道;煩悩を極端に抑制したりしない
涅槃;煩悩を吹き消した状態
仏教が目指すところの最高境地涅槃は極端な気がします。
中道という概念と矛盾しないと考えますか?

なお必要か不必要かで基準をつくられているものですが
生命維持に必要か否かを判断基準にされているものですか?
たとえ生命維持だけでなくても必要不必要は個人においては可変的で定義しずらいものだと思いますがね。
kkk |  2010年08月08日(日) 13:44 |   |  コメント編集

はじめまして

kkkさん

はじめまして、コメントありがとうございます。
鋭い所をついておられますね。
あくまでも私見ですが、私の見解を。

先ず「必要不必要は個人においては可変的で定義しずらいものだと思います」という部分について。
おっしゃるとおりです。世の中は無常、つまり常に変化しているので定義はできません。人によって、時によって常に変化します。例えば病気の時には薬は必要ですが、健康な時に服用すると毒になる物がほとんどです。ですから、何が必要で何が不要なのかをよく観察して見極める智恵が必要だということになります。その変化の中にあって極端に走らずバランスをとることが中道です。

次に涅槃と中道が矛盾するかについて。
涅槃とは煩悩がなく、こだわりや苦しみが無い状態だとされています。煩悩とはいくつか解釈があるようですが、貪瞋癡に集約されます。貪とはむさぼり、瞋とは怒り・嫌悪、癡とは無知・誤った見解・智恵がない状態というのが通説です。つまり、貪瞋癡とはそれだけで極端な状態なのです。
感覚によって生じる快不快はコントロールできないとされていますが、それをもっと快楽が欲しいという貪、不快を攻撃したいという瞋に発展させないことは可能だとされています。(癡については難しいので省略させていただきます。)
そして中道とは言い換えると、煩悩そのものを極端に抑制しないことではなく、快不快を貪瞋癡という極端に発展させないようにバランスをとっていくことだと考えられます。
つまり中道と涅槃は矛盾しません。もちろん涅槃に達するまでは貪瞋癡を完全に消すことはできないので、貪瞋癡に影響されることもあるでしょう。中道とはあくまでも涅槃に達するまでの道、過程ですから。しかし涅槃に達したら、常に中道にいて、貪瞋癡つまり煩悩が無い状態を保てるのではないかと推測します。
CyberBaba |  2010年08月08日(日) 22:34 |   |  コメント編集

No title

こんにちは!
横から失礼します。

欲求そのものを否定しない考え方はとても納得できます。
kkkさんにもありますが、やはり難しいのは、欲求と欲望の判定というか線引きで、そして線引きが個人の判断となることではないでしょうか?

中道といいますが、そこにも判断が必要で個人にまかされることになると思います。

宗教にはこの点 戒律 という判断基準があります。
宗教的に縛られたくないとするならば、判断基準は自分にすべてがまかされているのは仕方無いかもしれません。
難しいですね 実践が!
実践はやはり 気づき ということになるのでしょうか?


ウタカタ |  2010年08月09日(月) 07:56 |   |  コメント編集

あったほうがよい欲

まじめなお話のところに、ピントはずれですが、昔沖縄の老婆に親切にされた話題が出た時、友人の一人が、そのおばあさんは他人を喜ばせたい欲を満足させたのだから、エゴイズムと同じだと言われ、ずっと釈然としなかったのですが、向上心とは違いますが、あったほうがよい欲というのを伺い、こころの整理ができました。ありがとうございます。「小さな親切大きなお世話」などと言われると、ためらってしまいます。優しさ、温かさが一番大切なのに、妙に自意識過剰になっている風潮もあるように思われます。
arthur |  2010年08月09日(月) 11:09 |   |  コメント編集

戒律と中道

ウタカタさん

いつもコメントありがとうございます。

初めにおことわりしておきますが、私はこの記事だけが正しいとは思っていません。あくまでもヒント記事として書いたつもりです。それをご了承いただいて・・・

ウタカタさんやkkkさんのおっしゃるとおり、欲求と欲望の線引きは難しいのですが、人にもよるでしょうか、これは自分でなんとかしなければならないと思います。もちろん戒律に従ってそれですんなりいく人はそれで良いのですが、戒律と聞いただけで拒否反応を起こす人も多いですし、また戒律を重視するあまりロボットのようになってしまう人もいます。

そこで気づきと中道ということが必要な人が多いのではないかというのが私のヒントです。

欲求と欲望の線引きは厳密に言えば難しいというか不可能ですが、あまりこだわらずにこんな感じでちょうどいいだろう、とバランスを取るのはそれほど難しいことではないと思います。これも人によっては難しいとは思いますが、大抵の人はそれなりにはできるのではないかと思います。
CyberBaba |  2010年08月09日(月) 21:15 |   |  コメント編集

Re: あったほうがよい欲

arthurさん

おひさしぶりです、コメントありがとうございます。
お役に立てて良かったです。

友人の方の解釈はちょっと偏っていると思います。もちろん人によっては自分を偉く見せたいなどのエゴから親切や慈善事業をする人もいます。しかしそうではない場合もあり、それはその人(例えば沖縄のおばあちゃん)に直に接すれば感じられるものではないでしょうか?

そうは言っても、人は本当の親切心だけや、エゴだけでのどちらかだけで行動しているわけではありません。両方持っているけど人によって割合が違うと考えると分かりやすいと思います。

以下の記事も参考にしていただければ幸いです。
70%の愛
http://cyberbaba.blog57.fc2.com/blog-entry-56.html
CyberBaba |  2010年08月09日(月) 21:23 |   |  コメント編集

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 |  2010年08月10日(火) 10:34 |   |  コメント編集

人間の欲望は他者の欲望である

「人間の欲望は他者の欲望である」というのはラカンの有名な言葉ですね。
はじめまして。太郎です。

「欲求と欲望」のエントリも合わせて読みました。私なりの「欲望」と「欲求」の区別は、「欲求は欠乏を契機に発動する」ということです。

お腹が空いたらご飯が食べたくなる
お腹がいっぱいになったら食べたくなくなる
(お腹がいっぱいでも食べたい場合は満たされない何かを食欲にすり替えて満たそうとしているだけ)

別の切り口でもう一つ。
子供はよく「我慢しなさい」と言われて育つことが多いと思いますが、この「我慢」の対象も二種類ありますね。身体的、精神的な苦痛を我慢するのか、欲望を我慢するのか。前者の我慢はあまりすべきではないと思います。苦痛に慣れすぎるのは危ないと思います。しかし後者の我慢はある自分でコントロールできないと、いろいろなところで無駄に苦労をする気がします。

ま、通りすがりですが思いついたことを書かせてもらいました。
また遊びに来ます。
太郎 |  2010年10月14日(木) 10:57 |   |  コメント編集

Re: 人間の欲望は他者の欲望である

太郎さん

はじめまして、コメントありがとうございます。

「欲求は欠乏を契機に発動する」というのはその通りかもしれません。
それに対し「人間の欲望は他者の欲望である」というのもその通りかもしれません。

欲求は欠乏による必要から生じ、欲望は他人に煽られて生じるという私なりの解釈です。

最近ブログの更新を怠っていますが、またよろしくお願いいたします。
CyberBaba |  2010年10月24日(日) 22:32 |   |  コメント編集

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