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2011/01/11 (Tue) 18:00

一切皆苦はやっぱり間違い

一切皆苦は間違いということであるサイトに書き込みをしたところ、
筆者の友人がいろいろ調べてくれて判明したことがあるので書かせていただきます。
調べて判ったことを整理すると以下になります。

・厳密にブッダの言葉を増支部三集より引用すると、
 「一切諸行は無常なり。一切諸行は苦なり。一切諸行は無我なり。」であり、
 この三つは三相と呼び常にセットである。
・ここでの苦(dukkha)とは勝義諦(聖なる真理(ariya sacca))としての苦で、
 苦しみと解釈するのではなく「不安定」「空しい」と解釈するのが正しいらしい。
・行(サンカーラ)とは一般的にはconditioned thingの意味、
 十二縁起や五蘊の文脈ではmental formationの意味で使われるらしい。

行(サンカーラ)についてはここでは正確には何を指しているのかさらに研究が必要ですが、
いずれにしても一切の「物事」という意味ではなく、心に関する何かを意味しています。

苦(dukkha)とは、「不安定」「空しい」という意味もあるとはよく言われますが、
そういう意味「も」あるのではなく、ここではそういう意味「しか」ないと考えられます。
苦しいという主観はでなく、不安定・空しいという客観事実だけです。
空しいというと主観的なようですが、仏教用語としての無常と同じで、
情緒的意味合いはないとするのが正しいでしょう。

従って一切皆苦ではなく、諸行空虚とするのが正しい。
(空虚という言葉もあまり適切ではありませんが、皆苦よりは良いでしょう。)
そうなれば意味は明瞭です。

「全ての行(サンカーラ)は不安定で空しい」

さらに三相とセットにすると一層はっきりします。

「全ての行(サンカーラ)は無常であり、不安定で空しく、
 それ自体で実在する存在ではない」

以上より従来の意味での一切皆苦、つまり一切の物事は苦しみであるという意味での
一切皆苦は間違いであるとほぼ断定できます。
次回は一切皆苦の矛盾ということを書きます。

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一切皆苦の矛盾

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