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2009/11/25 (Wed) 21:00

二大政党制の欠点

二大政党制は、現在民主主義の理想のように考えられている節がありますが、
二大政党制には大きな問題点、デメリット、というか欠陥があります。

社会主義政党と資本主義政党のようにはっきりとした方向性が違う政党が
二大政党として存在する場合は意味がありますが、
価値観や政策が多様化した場合、
政党によって政策を選ぶことが不可能となるためです。

例えば、政党Aは沖縄基地移転賛成で消費税増税賛成、
政党Bは沖縄基地移転反対で消費税増税反対とします。

ここで、沖縄基地移転は賛成だが消費税増税は反対の人、
または逆に、沖縄基地移転は反対だが消費税増税は賛成の人は、
どちらの政党も選ぶことができなくなってしまいます。

つまり政党は二つでは足りなくなり、
懸案事項の組み合わせの数だけ政党が必要となります。

しかし懸案事項ごとに政党を作ることは全く現実的ではありません。

この問題を解決するには2つの事が必要です。
1つは党議拘束をなくし、議員個人の判断で政策を選べるようにすること、
もう1つは議題によっては国民投票を行うことです。

政党という集団主義的な政策決定方法はもう意味を失いつつあり、
個人の判断がもっと重視される時代へと移り変わる必要があります。

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2010/05/29 (Sat) 21:00

ネットで正語

以前八正道(正語・正業)で正しく語ることが重要だと述べましたが、
特にインターネット上では注意すべきです。

よくネットでは伝わらないという人がいますが、それは間違いです。
ネットの方がよく伝わることはたくさんあるのです。
ネットでの会話は書き言葉と話し言葉の中間で、
本音が書き手の予想以上に増幅されて伝わり、
相手の本音を知るにはネットの方がよく分かるとさえ言えます。

しかしなぜネットでは本当に誤解されることが多いのでしょう?
それはネットの言葉は本来書き言葉であるのに、
話し言葉のように気楽に使えるため、
話し言葉のように気楽に書いたことが、
書き言葉のように深刻に相手に伝わってしまうためです。
冗談さえ冗談として受け取られない場合も多々あります。

もう1つは、書き足りない足りないことや書き間違ったことがあったとしても、
それを訂正することが難しいからです。
相手の返信が無いのに追記で補足や訂正をするのはかえってしつこく感じられ、
相手の反応を見ながらフォローするということができないためです。

ですからネットでは正語を普段以上に気をつける必要があります。
特に相手と直接の面識の無い場合、匿名の場合はより気をつける必要があります。
ネットでのコミュニケーションは今後より重要さを増していくと考えられます。
ネットのコミュニケーションは特別とは考えずに、
正語を心がけて有効に活用しましょう。

参考記事
八正道(正語・正業)

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2011/03/18 (Fri) 21:00

3/18福島原発今後の予測

福島原発事故当初は政府は嘘をついていたが、現在では嘘はついていないようだ。しかしあえて言わないことはある。それは予測についてである。客観的事実だけを伝え予測について言及しないのは、現時点においては賢明である。それは予測はあくまでも予測であり不確定要素が大きいこと、原発からの距離により人によって受け止め方が全く違うためである。従って何を言わなかったかにも注目し、予測についてはある程度自分で情報収集をして、自分で判断するしかない。これはある意味自分を守るための自己責任である。
3/26日追記
政府による嘘がまた始まってきた。30キロ圏外でも避難の必要がある地域が出てきたのに、直ちに健康に影響はないと繰り返している。詳しくはこちらを。
http://cyberbaba.blog57.fc2.com/blog-entry-203.html

以下政府があえて言わないことについての個人的な分析だが、筆者は現在東京にいるので、東京からの視点であり、もっと原発に近い地域の方には不快に思われる点もあるかもしれないので、その点はご容赦願いたい。

・作戦は成功するのか?
現在対応している処置は、空からの放水、地上からの放水、電線を引くことにより冷却機能を回復させるの3つである。
放水については、水蒸気が上がっているので多少は冷えているだろうが放射線数値は下がっていない、十分効果があがるには100回以上くらい継続して行うことが必要である、ということを言っている。言わないことは成功の見込みである。客観的に見て、可能性が低いのは誰の目にも明らかである。しかし成功するかもしれない。
電線については、電線を引いて冷却機能が回復することを期待すると言っている。回復するかどうかの予測については言っていない。これも客観的に見て厳しいのは明らかだろう。
従って現在の作戦は失敗する可能性が高い。しかし成功するかもしれない。
3/19日追記
無人による7時間連続放水を開始 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110319/k10014780481000.html
外部電源により一部冷却機能復旧 http://www.asahi.com/business/news/reuters/RTR201103190022.html

・作戦が失敗したらどうなるのか?
これについても政府は何も言っていない。作戦が失敗したらメルトダウンする可能性が高い。ここで、原子炉内の燃料と、使用済燃料のことは分けて考える必要があるが、信頼できる情報が少なく、以後の予測はもっと大雑把になることを明記しておく。

・メルトダウンした場合の影響範囲は?
情報がやや旧く、使用済核燃料を考慮していないようだが、英国大使館の日本在住英国人に対する助言では、メルトダウンした場合の避難範囲は原発より半径50キロと予測されている。
http://togetter.com/li/112284
また、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、カナダは80キロ避難を自国民に対して呼びかけている。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110317/k10014740391000.html
外国の場合、自国民に被害が絶対に及ばない範囲を多めに見積もっているはずであり、また日本人と違い外国人は人数が圧倒的に少ないので、一度にこの範囲からの避難が可能なので、最初から予想最大範囲を通達していると考えられ、これ以上に被害が広がる可能性はごく僅かであろう。風などの影響でほんの僅かな時間、量でも放射線量が通常より上回る可能性のある地域はもっと広いであろうが、とりあえず現時点では無視してよいだろう。またメルトダウンの影響は急激に出るとは考えにくく、徐々に広がっていくと予想される。
3/19日追記 メルトダウンにより水蒸気爆発の可能性もあり、一時的に影響範囲が大きく広がる可能性があるかもしれない。
政府もメルトダウンと避難範囲拡大は考えているはずで、現時点では避難範囲を広げる予定はないと言っているが、将来的なことは言っていない。おそらく状況によって避難範囲を徐々に広げていくはずである。被害が急激に広がる可能性は低いのでそれで良いだろう。避難範囲は面積なので、距離の二乗になるので、急激に避難範囲を広げるのはより混乱を大きくする。外国人の場合、避難範囲を最初から広めに設定しておいた方が良いのに対し、対照的である。

・メルトダウン以上の被害拡大の可能性は?
最悪中の最悪は、核燃料が再臨界に達し、核燃料自体が核分裂を再開することである。しかしこの可能性はどうやら無い、または非常に低いようである。またそうなったらどうなるかについては、信頼できる情報は今のところ見当たらない。
3/20追記 再臨界になってもチェルノブイリよりははるかに被害が少ない。 http://getnews.jp/archives/105518
核爆発の可能性は無い。核爆発を起こすにはいくつかの条件が必要で、素人知識でも分かるのは核物質の濃度である。核爆弾の核物質濃度は90%であるが、核燃料の核物質濃度は3%に過ぎない。その他もろもろの条件が重なった場合のみ核爆発を起こす。

※状況は変化する可能性があるので、最新の情報に注意し、政府が何を言ったかと同様、何を言わなかったかにも注目して、ご自分で考察してください。

福島第一原発からの距離地図
Fukushima.jpg

放射線参考図(発表された値がどの程度なのかの比較に使ってください)
houshasen.jpg

放射線量計測サイト
全国 http://atmc.jp/
東京都新宿区 http://113.35.73.180/monitoring/index.html
東京都日野市 http://park30.wakwak.com/~weather/geiger_index.html
福島県 「原子力災害情報」の各欄から種々の測定値へのリンクがあります http://www.pref.fukushima.jp/j/


当ブログ原発事故関連記事
3/18福島原発今後の予測
福島県放射線量そろそろ限界
SPEEDIによると30キロ圏外でも“内部被ばく”注意報
3/28福島原発今後の予想
福島原発今後、食品放射性物質基準値は妥当か
福島原発今後の予測被曝量計算方法
乳児ための放射性母乳傾向と対策
福島原発プルトニウムの危険性評価

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2011/03/22 (Tue) 14:00

福島県放射線量そろそろ限界

福島県の放射線許容量は地域によってはそろそろ限界に達している。政府は「直ちに人体に影響を及ぼすレベルではない。ただ、こうした状況が継続すれば、何らかの影響が及ぶ可能性がある。」という事を繰り返しているが、その状態がすでに10日以上継続され、何らかの影響が及ぶ可能性が出てきているのだ。

一般公衆が1年間にさらされてよい人工放射線の限度、1ミリシーベルト=1000マイクロシーベルトに10日で達するには、1時間当たり何マイクロシーベルトになるかを計算してみる。

1000マイクロシーベルト ÷ 10日 ÷ 24時間 = 4.17マイクロシーベルト/時

平均して1時間あたり約4マイクロシーベルトが10日間の限界である。

下のリンクの表を見ていただきたい。
http://www.pref.fukushima.jp/j/zenken3.pdf

福島県の県北のほとんどの地域で4マイクロシーベルト/時を超えている。許容範囲を大幅に多く見積もって、X線CT撮像の7-20ミリシーベルトとしても「直ちに影響を及ぼすレベルではない」から「継続すれば何らかの影響が及ぶ可能性」に移行しつつある。

政府はこのことをはっきり住民に告げるべきだ。

これまで政府は情報を選択して大量には発信してこなかった。事故初期の嘘を除き、個人的にはこれはこれでよかったと思う。国民は原発リテラシーがなく、大量に情報を発信すれば、発信側も受信側も混乱するだけである。余計なことを言わなかったのが大きな混乱を防いだと考えられる。

しかしこれからは違う。国民は原発リテラシーが身につき、簡単にはパニックにならない。特に福島県民は健康になんらかの影響を及ぼす可能性のある時期に入っている。詳細かつ正確な情報を発信すべきである。


追記
福島県では、市町村ごとに、時間当たりの放射線量と、累積値をグラフを用いて誰にでも分かりやすい方法で発表すべきである。それによって直ちに影響を及ぼすレベルではない場合は、避難するかどうかを個人の判断にゆだねることが可能である。

追記2
3月23日の原子力安全委員会の発表によると、この記事よりもっと汚染状態(特に内部被曝)はひどく、深刻な事態になってきている。しかしそれについて国は従来どおり直ちに危険はないと繰り返すのみである。詳細はこちら(地図入り)。

http://cyberbaba.blog57.fc2.com/blog-entry-203.html

4/11日追記
政府は、福島第一原子力発電所から半径20キロメートル圏外で、すでに流出した放射性物質が累積して1年間で20ミリ・シーベルトに達する可能性がある地域を「計画的避難区域」に設定したと発表した。妥当な判断であり、一安心と言えるだろう。

http://jp.reuters.com/article/jp_quake/idJPJAPAN-20544620110411
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000759-yom-soci

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2011/03/23 (Wed) 00:00

シー・シェパード代表「津波は天罰」は被害妄想

反捕鯨活動などを行う団体「シーシェパード」の代表、ポール・ワトソン氏の詩が、津波は日本に対する天罰だという意味だとして、ネットでは非常に反感を買っていますが、そう考えるのは自意識過剰、被害妄想です。

元の詩と訳を書いてみます。

Neptune’s voice rolled like thunder thru the sky
Angrily he smote the deep seabed floor
From the shore echoed mankind’s mournful cry
……The sea rose up and struck fast for the shore

From out of the East with the rising sun
The seas fearful wrath burst upon the land
With little time to prepare or to run
Against a power no human can stand

ネプチューンの声は空を貫く雷鳴のように轟いた
怒ったように深い海の底を揺さぶった
岸からは悲愴な人類の叫びがこだました
海は盛り上がり急速に海岸を打った

日の昇るくる東より
準備する間も逃げる間もなく
海の恐ろしい激怒が陸に張り裂けた
この力に対しては なんびとも抗うことはできない


舞台が日本であることは間違いありません。しかし海の怒りは日本人に対してではなく、人類全体に対してと読めます。mankind や human からそれが読み取れます。日本人とするなら people を使ったほうがしっくりします。また鯨を捕ったから海の天罰が日本人に下ったと解釈するにはあまりにも壮大すぎます。

津波の映像を見たら、自然の脅威に恐れをなすのが当然です。そのときどこの国の人だなどという感覚は湧いて来ないのが普通です。自然に対する恐れと、自分を含めた人類全体の思い上がりに対する思いを詩にしたと読むのが自然です。頭の片隅くらいには捕鯨のこともよぎったかもしれませんが、それがメインテーマではありません。

シーシェパードだからというだけで日本に対する攻撃だと考えるのは短絡的過ぎます。天罰が日本人に下ったなどと解釈するのは、自意識過剰で被害妄想です。こんなケツの穴の小さいことだから、馬鹿にされ、なめられ、攻撃されるのです。


ニュース・ソース
シー・シェパード代表が「津波は天罰」と発言

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2011/03/24 (Thu) 04:00

SPEEDIによると30キロ圏外でも“内部被ばく”注意報

speedi.jpg
SPEEDI(文部省の緊急時迅速放射能影響予測システム)によると原発より30キロ圏外でも、事故より12日間で、最大内部被曝累計が100ミリシーベルトを超える地域があると判明した(上記図を参照)。国は相変わらず。「直ちに健康への影響はない」と言っているが、100ミリシーベルトとは、今回250ミリシーベルトに引き上げられる前の、原発作業員の年間被曝量規制値であり、直ちに健康への影響はない」などというレベルでは全くない。この値は「健康に影響が出ないギリギリ」のレベルであり、注意報レベルには確実に達している。しかも事故からまだ2週間経っていない。これが1ヶ月続けば「健康に影響が出る可能性のある」レベル、つまり警報レベルに達する。国は、SPEEDIの計算値は24時間屋外に乳幼児がいた場合の最大見積もりであり、通常はもっと屋内にいるはずだから実際の被ばく量はこの4分の1から10分の1程で大丈夫などと言っているが、屋外で働いている人や運動している学生なども少なくないはずである。

現在100ミリシーベルトに達している地域の人は、直ちに避難準備を始めるべきである。そして屋外作業が多いなど被曝量が高いと思われる人や乳幼児は事故から1ヶ月以内には避難を開始すべきであると考えられる。

このところ国の発表は信頼できるようになってきていたが、食品や飲料水の放射性物質の規制値緩和といい、再び信用できなくなってきた。SPPDIも有益なシステムであるにも関わらずその後ニュースや図表を見ない。また嘘や隠蔽が始まってきたと見るべきだろう。


※この記事は3月26日に大幅に書き換えをしました。

3/28日追記
SPEEDIの予測はあまり当てにならないという情報をいただいた。風向きの予想などが基本的に天気予報と同じこと、原発から排出される放射性物質、放射線が厳密に測定されていないことがその理由である。これは外国の風向き予想システムにも言えることである。参考程度に留めて、各地の放射線測定実測値より、被曝量累計値を計算する方が有効化かと考えられる。そうだとして実測値で計算しても40キロ圏の飯舘村などはもう注意報レベルであるのは変わりない。


4/11日追記
政府は、福島第一原子力発電所から半径20キロメートル圏外で、すでに流出した放射性物質が累積して1年間で20ミリ・シーベルトに達する可能性がある地域を「計画的避難区域」に設定したと発表した。妥当な判断であり、一安心と言えるだろう。

http://jp.reuters.com/article/jp_quake/idJPJAPAN-20544620110411
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110411-00000759-yom-soci

SPEEDI リアルタイムデータ
http://www.bousai.ne.jp/tex/index.php
SPEEDI 防災技術開発 NNET
http://www.bousai.ne.jp/vis/torikumi/index0301.html
平成23年3月23日 原子力安全委員会プレス発表
http://www.nsc.go.jp/info/110323_top_siryo.pdf
日テレNEWS24
http://www.news24.jp/articles/2011/03/24/07179285.html
asahi.com
http://www.asahi.com/national/update/0323/TKY201103230465.html


当ブログ原発事故関連記事
3/18福島原発今後の予測
福島県放射線量そろそろ限界
SPEEDIによると30キロ圏外でも“内部被ばく”注意報
3/28福島原発今後の予想
福島原発今後、食品放射性物質基準値は妥当か
福島原発今後の予測被曝量計算方法
乳児ための放射性母乳傾向と対策
福島原発プルトニウムの危険性評価

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2011/03/28 (Mon) 20:30

3/28福島原発今後の予想

genpatsu2011-03-27.jpg
図1 福島第一原発1~4号機の現状(27日現在)

・原発施設の今後の予想
図1のようにに問題はたくさんある。政府も認めているようにいつまで続くのか予想ができない。一応収束したと言えるまで、数ヶ月もしくは年単位での作業が必要であり、その後もメンテナンスが必要なのはほぼ確実であろう。ただし、炉心溶融(メルトダウン)は既にしているので、今後急激に大きな変化が起こる可能性は低く、一進一退の状態が続くと考えられる。

問題を大きく分けると以下のようになるだろう。
・原子炉冷却問題
・使用済み核燃料冷却問題
・放射性物資飛散問題
・放射性汚染水流出問題

原子炉も使用済み核燃料プールもとりあえずはある程度安定しているので、急激な変化が起こる可能性は今のところ少ない。今後安定電源による自動冷却機能が回復できるかどうかが鍵。もし自動冷却機能が回復しない場合は、新たに安定して冷却水を供給する設備を開発する必要があると考えられる。

放射性物資の飛散を防ぐには、何らかの形で原子炉を覆う必要があると考えられる。特に2号炉については圧力制御室が破損していると考えられ、原子炉の冷却が完全に安定したとしても、なんからの覆いをしなければ、放射性物質の飛散は避けられないと考えられる。その場合、チェルノブイリのようにただ単純にコンクリートで固めるわけにはいかない。冷却機能を保持しつつ覆うのは簡単ではなく、きちんとした設計が必要となるので時間がかかる。また電源復旧や冷却装置などとの兼ね合いで設計が大きく変わる可能性がある。

放射性汚染水流出問題は解決が困難である。当初の予定では、タービン建屋内の大量の汚染水は復水器に入れ、そこで処理する予定だったが、タービン建屋内の汚染水の量が多すぎて入りきらない。また処理した後の放射性廃棄物をどうするかについても現状では見通しが立っていない。やはり新しく処理用のプラントを建設する必要があるだろう。また原発敷地内だけでなく、近くの海水から高濃度の汚染水が検出されたが、どこから流出したのか現時点では不明である。従って対策も予測も現時点では不可能である。
fukusuiki.jpg
図2 福島第1原発の原子炉建屋とタービン建屋の構造

まとめると、新たに対策用のプラント建設をせざるを得ないと考えられ、一応収束と言えるだけでも最低でも数ヶ月はかかると考えられる。その間は一進一退が続くものと考えられる。

ここまでの主な参考URL
原発事故 汚染水、復旧の障害に 復水器に回収も処理難題(産経新聞 3/28)
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/nation/snk20110328098.html
福島第1原発:2、3号機の復水器は満水…汚染水移せず(毎日新聞 3/28)
http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/news/20110328k0000e040050000c.html


・シーベルトに関する基礎知識
この後、原発施設外への影響予想を行うが、その時必要なシーベルトという単位について是非とも把握していただきたい。シーベルトは生体への被曝の大きさの単位であるが、1時間当たりの場合、1年間の累計の場合、被曝していた期間の累計の場合などがあるので、そこには注意していただきたい。人体への影響度を見るには被曝累計を計算し、Wikipediaの表と照らし合わせるのが分かりやすい。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88
主な目安としては、年間1ミリシーベルト、10ミリシーベルト、100ミリシーベルトという3つの桁を憶えておくと理解しやすい。厳密に言えば外部被曝と内部被曝、一時的な被曝と恒常的被曝などによって影響が違うが、上記のように細かい数字よりも桁が重要なので、目安としては十分役に立つ。

1ミリシーベルトは、自然放射以外に一般公衆が1年間にさらされてよい人工放射線の限度(ICRPの勧告)。
10ミリシーベルトは、地球上で最も自然放射線量が高い地域での1年間の自然放射線量であり、日本国原子力安全委員会の指針では一般人の「屋内退避」である。
100ミリシーベルトは、今回引き上げられる前までの原発作業員の被曝規制値であり、これを超えると発癌のリスクが0.5%上がる。
東大病院放射線治療チーム@team_nakagawaのツイートメモ。(2011/03/16頃)
http://se7elndn.tumblr.com/post/3904637356/team-nakagawa-2011-03-16


・避難範囲の予想
これまでの原発より半径20km内の避難指示というのは、一時的な避難としては一応合理的であったと考えられる。それは、この範囲の事故より2週間での累計被曝量が10ミリシーベルト台だったと考えられるからである。しかし、今後この状態が続くと累計被曝量も増えてくるので、避難範囲を拡大する必要があると考えられる。以下、政府がそのような指示を出すかどうかは別問題として、合理的な避難範囲を考える。
speedi.jpg
図3 SPEEDIによる3月24日までの内部被曝積算量

図3はSPEEDI(文部省の緊急時迅速放射能影響予測システム)による3月24日までの内部被曝積算量である。これによると3月24日までに被曝量累計が100ミリシーベルトに達した地域が半径30km範囲外にもある。100ミリシーベルトとは、前述の1ミリシーベルト、10ミリシーベルト、100ミリシーベルトの基準からすると、発癌の確率が0.5%増す値であり、ギリギリの値である。政府の説明によるとSPEEDIの値は、乳幼児が24時間屋外にいたと仮定したワーストケースの値であり、実際にはその4分の1から10分の1の値になると主張しているが、それにしても高い値である。この地域の住民はそろそろ避難を開始すべきであろう。また、等価線が円形でないことに注目していただきたい。つまり、避難範囲は半径何キロとは言えず、地域によって異なるということである。SPEEDIでは図で表されるので分かりやすいが、現在SPEEDIはあまり活用されておらず、特に福島については調整中になっていて値が分からない。是非ともSPEEDIを活用して欲しいと思う。
SPEEDI リアルタイムデータ
http://www.bousai.ne.jp/tex/index.php
SPEEDI 防災技術開発 NNET
http://www.bousai.ne.jp/vis/torikumi/index0301.html
平成23年3月23日 原子力安全委員会プレス発表
http://www.nsc.go.jp/info/110323_top_siryo.pdf
当ブログ SPEEDIによると30キロ圏外でも“内部被ばく”注意報
http://cyberbaba.blog57.fc2.com/blog-entry-203.html

なお、福島県内の放射線量はここから確認が可能である。
http://www.pref.fukushima.jp/j/
「原子力災害情報」の各欄から種々の測定値へのリンクがある。表を参考に積算すれば累計被曝量が分かるが、是非とも累計被曝量とグラフも発表していただきたい。またここの表と図3のSPEEDIの結果を見ると、飯舘村が共に値が高く相関があり、十分両者とも信頼できると考えられる。
3/28日追記
SPEEDIの予測はあまり当てにならないという情報をいただいた。風向きの予想などが基本的に天気予報と同じこと、原発から排出される放射性物質、放射線が厳密に測定されていないことがその理由である。これは外国の風向き予想システムにも言えることである。参考程度に留めて、各地の放射線測定実測値より、被曝量累計値を計算する方が有効かと考えられる。そうだとして実測値で計算しても40キロ圏の飯舘村などはもう注意報レベルであるのは変わりない。


さて現状の状態が続いたとして、つまり放射線量、放射性物質量が1年を通じて現状の数値とあまり変わらないとした場合には、避難範囲はもっと拡大されるべきだろう。またその可能性は十分に高い。
東日本大震災:福島第1原発事故 枝野官房長官、一時帰宅認めず
http://mainichi.jp/select/weathernews/news/20110328dde002040035000c.html

拡大した場合の避難範囲については上述したように円形にならないので、半径何キロとは言い難く、各地域ごとに積算をしなければなんとも言えないが、計算自体は簡単である。市町村ごとに是非計算をして発表していただきたい。

そこで、ここでは外国大使館の出している避難範囲を基に大雑把な避難範囲を推測してみる。外国人の場合、日本人より圧倒的に数が少なく日本人より身軽なので、あらかじめ避難範囲を広めに設定することが可能なので、外国大使館の避難指示勧告が最終的な最大避難範囲とほぼ一致すると考えられる。はっきり根拠を示して最も合理的な避難指示勧告を出しているのはイギリスで、半径50kmである。メルトダウンについても想定済で、原子炉複数台が最悪の状態になったばあいも想定済の範囲である。
日本の原発についてのお知らせ;英国大使館 3月16日
http://dl.dropbox.com/u/463813/UKpressconfonJapanesenuke.pdf
英大使館会見邦訳まとめ 3月15日
http://togetter.com/li/112284
その他の大使館で一応根拠があって発表したと考えられる避難範囲は、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、韓国、カナダの80kmである。(参考ニュース記事は削除されいて見当たらない)
チェルノブイリの避難範囲は30kmである。
Wikipedia チェルノブイリ原子力発電所事故
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%AB%E3%83%8E%E3%83%96%E3%82%A4%E3%83%AA%E5%8E%9F%E5%AD%90%E5%8A%9B%E7%99%BA%E9%9B%BB%E6%89%80%E4%BA%8B%E6%95%85

以上より、大雑把に言って半径50km前後が、現在の状態が1年を通じて続いた場合の合理的避難範囲と考えられる。しかし繰り返すが、円形ではないので、地域ごとのデータを調査する必要がある。


・首都圏への影響予測
影響は2つに分けて考える必要がある。1つは体外から浴びる放射線量であり、もう1つは経口で摂取する放射線量である。

まず体外から浴びる放射線量から。東京新宿区での1時間当たりの放射線量は大雑把に見て、原発事故前で約0.03マイクロシーベルト、事故後で0.1マイクロシーベルトで約3倍程度になっている。
都内の環境放射線量調査1日単位の測定結果
http://ftp.jaist.ac.jp/pub/emergency/monitoring.tokyo-eiken.go.jp/monitoring/past_data.html
これが1年続いたとすると、被曝量累計は約0.9ミリシーベルトになる。
0.1マイクロシーベルト × 24時間 × 365日 = 876マイクロシーベルト = 0.876ミリシーベルト
前述した年間1ミリシーベルト、10ミリシーベルト、100ミリシーベルトの基準からすると、1ミリシーベルト以下であり、体外から浴びる放射線量はそれだけであるなら問題ない。

次に経口で摂取する放射線量について。東京では3月22日乳児の摂取基準値、1リットルあたり100ベクレル以上の210ベクレルの放射性ヨウ素131が検出されたが、27日現在では検出されていない。
東京・金町浄水場、放射性ヨウ素「不検出」(asahi.com 2011年3月27日)
http://www.asahi.com/national/update/0327/TKY201103270181.html

仮に1リットルあたり100ベクレルのヨウ素水を1年間毎日1リットル飲んだと仮定して、累積被曝量がどれくらいになるかを計算してみると、約0.8ミリシーベルトになる。
100ベクレル × 1リットル × 365日 × 0.022 = 803マイクロシーベルト = 0.803ミリシーベルト
0.022はヨウ素131のベクレルからマイクロシーベルトへの換算係数。
再び前述した年間1ミリシーベルト、10ミリシーベルト、100ミリシーベルトの基準からすると、1ミリシーベルト以下であり、水から摂取する放射線量だけなら、1年間飲み続けても問題はない。成人の基準値1リットルあたり300ベクレルの水を毎日1リットル1年間飲み続けると、上記の3倍の2.4ミリシーベルトとなり微妙になってくる。しかし水の汚染は現時点では継続的ではないので、現状のように単発であれば気にする必要は全く無い。

以上、原発の状態がこれ以上大きく悪化する可能性はほとんどないこと、この状態が今後ずっと続くと仮定しても、体外から浴びる放射線量と水から摂取する放射線量の合計が1ミリシーベルト前後なので、東京については全く心配する必要がないと考えられる。ただし、水以外の食物から摂取する放射性物質については、今後注意する必要も出てくる可能性がある。
4/3日追記
ここでの考察には呼吸による吸引内部被曝が含まれていなかった。吸引内部被曝は、大気中放射線外部被爆とほぼ同量と見てよいようである。それを加算すると、東京では年間約2mSv被曝することになる。これは自然放射線による被曝を含み、食品からの内部被曝を含まない。多いか少ないかは各自の感覚によるので、ご自分で判断していただきたい。
ちなみに被曝経路をまとめると、大気中放射線、飲料からの内部被曝、食品からの内部被曝、呼吸からの吸引内部被曝の4つである。
吸引内部被曝が大気中放射線被曝とほぼ同量という根拠

http://d.hatena.ne.jp/T-norf/20110321/Radiogen2
http://takedanet.com/2011/04/45_14ad.html

・中間地域での影響予想
中間地域とは原発から30km以上で、上記で計算をした東京250km以内の範囲の地域である。それぞれの地域で独自に計算する必要がある。この計算は本来国または地方自治体が計算すべきであるが、個人で計算しても上記のように簡単にできるので、心配な方は計算することをお勧めする。特に心配なのは30kmから80kmくらいまでの地域である。場所によっては避難した方が良い場所もあるので、是非確認していただきたい。またSPEEDIの活用を国に強く要望する。


・半径250km外での影響予想
たまに放射性物質が少量含まれた雨が降ったりするなどの可能性もあるが、全く心配する必要はない。ただし食物はどこからでも来る可能性があるので、食物には注意が必要。


・海への影響予想
データが少なすぎて全く予想できない。しかし現時点ではまだ海への流出は少ないと考えられ、とりあえずは心配ないであろう。しかし今後影響が出る可能性もあるので、十分な注意が必要と考えられる。


・農作物への影響予想
データが少なすぎ、また雨などの天候の影響が大きいので予想できない。しかしすでに影響は広範囲に出ている。今後注意が必要であろう。また将来政府が基準値を変更する可能性もあるので、そちらの動きも注意したい。政府基準値を頭から信じたり疑ったりするのではなく、客観的に計算してみる必要がある。


※この予想は今後数ヶ月くらいは有効だと考えられますが、事態が収束するかどうかなどを含めて予断を許しません。また海や農作物への長期的影響は全く未知数です。引き続き最新の情報に注意をしてください。


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2011/04/05 (Tue) 02:00

福島原発今後の予測被曝量計算方法

これまで被曝量の予測計算方法は何回か書いてきたが、断片的だったので整理してみる。予測被曝量は地域や年齢などによって全く異なるので、是非各自で計算していただきたい。計算自体は小学生の算数の応用問題によくある難易度レベルなので、めんどくさがらずに落ち着いて計算していただきたい。一度やってみて単位に慣れれば、その後は何kgとか何cmとか何ccのように感覚が掴めるようになる。そうなれば、政府の発表する「直ちに健康に影響はない」などの言葉に惑わされることがなくなる。自分を自分で守るため、是非やっていただきたい。

先ず原発作業員などを除く一般の人の被曝経路は以下の4つである。
1.大気中放射線による外部被曝
2.大気中に浮遊している放射性物質の呼吸からの吸引による内部被曝
3.飲料からの経口による内部被曝
4.食物からの経口による内部被曝

基本的計算手順は以下になる。
  1. 大気中放射線被曝量を、過去のデータより、状況が好転も悪化もしないと仮定して計算して、1年分に換算する。
  2. 吸引による被曝量は、大気中放射線による被曝量とほぼ同量なので、1番と同じ値とする。
  3. 飲料からの内部被曝は、過去データがある場合は過去のデータより、状況が好転も悪化もしないと仮定して計算して、1年分に換算する。過去データが無い場合は、暫定基準値ギリギリの飲料だけを摂取したとして、1年間の被曝量を計算する。
  4. 食物からの内部被曝は、暫定基準値ギリギリの飲料だけを摂取したとして、1年間の被曝量を計算する。
  5. 放射線量により人体に影響を与える度合いの表と、1番から4番を合算して影響度を推測する。
これは今後事態が好転も悪化もせず、かつ暫定規制値ギリギリの食品ばかりを摂取した場合の1年間の被曝量である。これは自然放射線による被曝も含む。

もう少し予測を正確にするなら、1番と2番に関しては今後事態が好転するか悪化するかを予想して、その分加減をする。3番に関しては、過去の発表されたデータを元に、平均して規制値の何割くらい汚染されているかを推測して計算する。4番に関しては、食物汚染は広がると可能性が高いのでその分を加味して、平均して規制値の何割くらい汚染されているかを推測して計算する。

厳密に言えばそれぞれの被曝経路、放射性物質の種類、被曝部位、長期被曝か短期被曝か、年齢などよって影響度が違うらしいが、一応目安にはなる。なお経口での内部被曝のベクレル-シーベルト変換係数ついては、経口内部被曝であることと年齢を加味して換算係数が求められている。

過去のデータについては一元管理されていないので、面倒だが各自で検索していただきたい。ちなみにサイトによっては最新のデータだけ公表されて、過去のデータが消去されている場合もある。国には、是非事故以来のデータを一元管理するようにしていただきたい。その場合、国はごく簡単なAPI(アプリケーション・プログラミング・インタフェース)でデータ配信だけを提供すればよい。そのデータを表にしたりグラフや地図などの図式化するのは民間に任せればよい。その方が見やすくまた早くできる。


では実際の計算例を茨城県水戸市の例で。

・大気中放射線による外部被曝量
データは以下のURLを参考データにする。
http://mextrad.blob.core.windows.net/page/08_Ibaraki.html

一時間あたりの被曝量平均は
3/15-3/16 2日間 0.6μSv
3/17-3/20 4日間 0.2μSv
3/21-3/26 6日間 0.3μSv
3/27-4/02 7日間 0.2μSv
4/03以降346日間 0.25μSv と仮定する。

3/15-4/02 までの実績被曝累計は
0.6μSv × 24時間 × 2日 + 0.2μSv × 24時間 × 4日 + 0.3μSv × 24時間 × 2日 + 0.2μSv × 24時間 × 7日 = 134.4μSv(マイクロシーベルト)
4/03以降346日間の予想被曝累計は
0.25μSv × 24時間 × 346日 = 2076μSv(マイクロシーベルト)
1年間での予想被曝累計は
134.4μSv + 2076μSv = 2210.4μSv ≒ 2.21mSv(ミリシーベルト)

・大気中に浮遊している放射性物質の呼吸からの吸引による内部被曝量
大気中放射線による外部被曝量と同量として
2.21mSv(ミリシーベルト)

・飲料からの経口による内部被曝
飲料は水、お茶、コーヒー、味噌汁、牛乳など全てそれに加えて炊飯などの水も加味して、1日2.5kg摂取すると仮定する。水質については水戸市のデータは日数が少なく、またセシウムが不検出となっていて信頼性が低いので、水戸市の近くで信頼性が高いと思われる牛久市のデータを借用する。
http://www.ibananww.ne.jp/kakonosokuteichi.htm
左側がヨウ素(I-131)、右側がセシウム類全ての合計である。

03/25 91.7Bq/kg 6.08Bq/kg
03/26 76.2Bq/kg 4.38Bq/kg
03/27 11.7Bq/kg 5.4Bq/kg
03/28 不検出 不検出
03/29 12.4Bq/kg 2.37Bq/kg
03/30 10.1Bq/kg 2.37Bq/kg
03/31 7.9Bq/kg 1.44Bq/kg
04/01 6.5Bq/kg 不検出
04/02 6.2Bq/kg 1.19Bq/kg
04/03 7.2Bq/kg 不検出

平均値を計算すると
ヨウ素22.99Bq/kg、セシウム2.323Bq/kg

ベクレル-シーベルト換算表は以下。

年齢I-131Cs-137U-235Pt-239
0-10.180.0210.354.2
1-20.180.0120.085 
2-70.100.00960.085 
7-120.0520.0100.0710.27
12-170.0340.0130.070 
17歳以上0.0220.0130.0470.25
表1 主な放射性元素の経口による実効線量係数(単位 μSv/Bq 空欄は未調査)

1日2.5kgの水分を摂取するとして、上記の換算表を用いて成人の1年間の被曝量を求めると
ヨウ素
22.99Bq/kg × 2.5kg × 365日 × 0.022 μSv/Bq ≒450μSv = 0.45mSv
セシウム
2.323Bq/kg × 2.5kg × 365日 × 0.013 μSv/Bq ≒30μSv = 0.03mSv
両方足すと
0.45mSv + 0.03mSv = 0.48mSv

規制値ギリギリの水分だけを摂取した場合も計算する。(表2参照)
ヨウ素
300Bq/kg × 2.5kg × 365日 × 0.022 μSv/Bq ≒ 6020μSv = 6.02mSv
セシウム
200Bq/kg × 2.5kg × 365日 × 0.013 μSv/Bq ≒ 2370μSv = 2.37mSv
ウラン
20Bq/kg × 2.5kg × 365日 × 0.047 μSv/Bq ≒ 860μSv = 0.86mSv
プルトニウム
1Bq/kg × 2.5kg × 365日 × 0.25 μSv/Bq ≒ 230μSv = 0.23mSv
全部足すと
6.02mSv + 2.37mSv + 0.86mSv + 0.23mSv ≒ 9.48mSv

・食物からの経口による内部被曝
食物からの経口による内部被曝が一番予想が難しい。市場にどの程度汚染された食品が出回るかが予想できないためである。とりあえず暫定規制値がどうなっているかをご覧いただきたい。

放射性物質名食品種類日本欧州WHO
(非常時)
WHO
(平常時)
ヨウ素
(代表元素  I-131)
乳幼児飲料水・食品10015010010
飲料水・牛乳・乳製品30050010010
野菜類(根菜・芋類を除く)200020001000 
セシウム
(代表元素 Cs-137)
乳幼児飲料水・食品2004001000 
飲料水・牛乳・乳製品20010001000 
野菜類・穀類・肉・卵・魚・その他50012501000 
ウラン
(代表元素 U-235)
飲料水・牛乳・乳製品・幼児用食品20   
野菜類・穀類・肉・卵・魚・その他100   
プルトニウム類
(代表元素 Pt-239)
飲料水・牛乳・乳製品・幼児用食品1 1 
野菜類・穀類・肉・卵・魚・その他10 10 
表2 放射性物質含有規制値(単位 Bq/kg 空欄は未調査)
日本=2011年3月17日暫定規制値
欧州=EURATOM(欧州原子力共同体)事故等の非常時の規制値

執筆現在、ヨウ素については根菜・芋類を除く野菜以外の規制値がないが、4月4日、魚介類からも検出された。今後規制値が設定されるものと思われる。そこで魚類については野菜類と同じ規制値となると仮定し、毎日規制値ギリギリの食品1.5kgを1年間食べるとし、その内野菜類と魚介類を0.5kg含むと仮定して以下の計算をする。

ヨウ素
2000Bq/kg × 0.5kg × 365日 × 0.022 μSv/Bq ≒8030μSv = 8.03mSv
セシウム
500Bq/kg × 1.5kg × 365日 × 0.013 μSv/Bq ≒3560μSv = 3.56mSv
ウラン
100Bq/kg × 1.5kg × 365日 × 0.047 μSv/Bq ≒2570μSv = 2.57mSv
プルトニウム
10Bq/kg × 1.5kg × 365日 × 0.25 μSv/Bq ≒1370μSv = 1.37mSv
合計
8.03mSv + 3.56mSv + 2.57mSv + 1.37mSv = 15.53mSv

・評価
以上の計算より評価をする。

累積放射線量人体への影響
1mSv一般公衆が1年間にさらされてよい人工放射線の限度(ICRPの勧告)
2.4mSv1年間に自然環境から1人が受ける放射線の世界平均
10mSv世界で最も自然放射線量の多い地域の1年間の自然放射線
日本国原子力安全委員会の指針では被曝累計値がこの値になると一般人の「屋内退避」
50mSv日本国原子力安全委員会の指針では被曝累計値がこの値になると一般人の「避難」
100mSv人間の健康に影響が出ると証明されている放射線量の最低値(発癌率が0.5%増す)
表3 被曝量と人体への影響度の早見表

現在までの計算結果は以下。
大気中放射線被曝量 2.21mSv
吸引による被曝量 2.21mSv
飲料による被曝量 0.48mSv(実績からの予測値)
飲料による被曝量 9.48mSv(規制値ギリギリの水分だけを摂取した場合)
食料による被曝量 15.53mSv(規制値ギリギリの食品だけを摂取した場合)

こうしてみると大気中放射線被曝量と吸引による被曝量は通常より値は高く、規制値1mSvを超えているものの、自然放射線が含まれていることを考えるとそれほど高いとは言えない。ただし気になる人はマスクをすることにより吸引による被曝が大幅に減らせるのでマスクをした方が良いかもしれない。特に年齢が低いほど影響が大きいので、年少者のマスクは有効だろう。飲料による被曝は現状が好転も悪化もしないのであれば高い値とは言えない。問題は不確定要素の大きい食料による被曝である。これについては基本的にコントロールできないし、今後被害が拡大すると予想される。転居をしても食料はどこからでも来る可能性があるので、それほど有効とは言えない。合計年間被曝量は、最良の場合でもマスクをしなければおそらく6~7mSvには達するだろう。しかし最悪の場合でも合計年間被曝量は30mSv弱である。これを高いと見るか低いと見るかは人それぞれの感覚によるが、100mSvには達しないので健康への被害はないと考えられる。ただしこれは1年以内と限定された場合の話で、この状態が数年続いた場合は、特に遺伝などへの影響については何とも言えない。従って政府が食料品の暫定規制値を本当に暫定(1年以内)で終わらせるかどうかが一番大きなポイントになると言えるだろう。
4/06日追記
通常のマスクでは効果が無いという説もあり。


4/06日追記
簡便な計算方法は、大気中放射線による被曝量を単純に4倍にする。誤差は大きいが参考にはなる。


※上記の計算および評価は、茨城県水戸市を例にした場合の計算と評価の「サンプル」です。地域により値が違い、人により食品摂取量が異なり、また評価も人によって厳しかったり甘かったり評価基準が異なるので、鵜呑みにせずにご自身で計算・評価してください。冒頭でも述べましたが、一度やってみると感覚が掴めます。


参考URL
ベクレル(Bq)、シーベルト(Sv)計算・換算(換算機能あり)
http://testpage.jp/m/tool/bq_sv.php
武田邦彦(中部大学) 原発 緊急情報(45) 迷っている人に(被曝は合計)
http://takedanet.com/2011/04/45_14ad.html
外気からの内部被曝のリスクを、ざくっと計算してみた
http://d.hatena.ne.jp/T-norf/20110321/Radiogen2
福島原発今後、食品放射性物質基準値は妥当か
http://cyberbaba.blog57.fc2.com/blog-entry-205.html
放射線被ばく量の計算方法:李玲華・ドイツ重イオン研究所
(ヨウ素、セシウム実効線量係数)
http://smc-japan.sakura.ne.jp/?p=1355
「放射能(Bq:ベクレル)」から「被ばく量(Sv:シーベルト)」への変換について
東大病院放射線治療チーム(ウラン実効線量係数)
http://www.u-tokyo-rad.jp/data/bqsvhenkan2.pdf
european nuclear society Dose coefficient(プルトニウム実効線量係数)
http://www.euronuclear.org/info/encyclopedia/d/dosecoefficient.htm

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2011/04/21 (Thu) 22:30

乳児ための放射性母乳傾向と対策

市民団体「母乳調査・母子支援ネットワーク」の4月20日の調査によると、福島など4県の女性9人の母乳の検査をしたところ、4人の女性の母乳から放射性ヨウ素131が検出された。
【マスコミ関係者の皆様へ】汚染の高かった地域のお母さんたちに母乳の検査を呼びかけます

ここには検査データが書かれていないので検査結果を探すと、こちらに結果があった。
中国でも高い関心「茨城県などで母乳から微量の放射性物質」
茨城などの女性の母乳から微量の放射性物質

----データ編----------------------------------------------------------------

千葉県、宮城県、福島県、茨城県の女性9人の母乳の検査をし、4人の母乳から以下の濃度の放射性ヨウ素131が検出された。
(セシウムは検出されなかった。)

居住地1回目2回目
千葉県柏市36.3Bq/kg14.8Bq/kg
茨城県守谷市31.8Bq/kg8.5Bq/kg
茨城県つくば市8.7Bq/kg
茨城県つくば市6.4Bq/kg

補助データ
母乳は乳児食品とみなされるので、乳児食品の暫定規制値を見ると、ヨウ素は100Bq/kg。
0-1歳のヨウ素131の経口による摂取のベクレル-シーベルト換算係数は0.18μSv/Bq。

----傾向編----------------------------------------------------------------

傾向を調べるにあたって、先ず暫定基準値が妥当かどうかを計算してみる。

乳児は毎日約1kgの母乳またはミルクを飲むので、暫定基準値ギリギリの飲料を1年間飲みつづけたとし、年間飲料だけで何mSv被曝するか計算する。

100Bq/kg × 1kg × 365日 × 0.18μSv/Bq = 6570μSv = 6.57mSv

つまり毎日基準値ギリギリの母乳またはミルクを飲みつづけると年間6.57mSv被曝する。それ以外に大気中放射線による外部被曝と大気中に浮遊している放射性物質の呼吸による吸引による内部被曝が加わる。だから決して低い値とは言えない。しかし高いとも言えず、グレーゾーンである。しかし基準値100Bq/kgはあくまでも「最高値」であり「平均値」ではなく、実際には被曝量はもっと低くなるので、基準値としてはまあ妥当と言える。従って神経質になる必要はないが、なるべく基準値よりも低い飲料を飲ませるべきだということになる。

ではどの程度が妥当な「平均値」かを計算してみる。大気中放射線による外部被曝と呼吸による内部被曝を加味しなければならず、これは住んでいる地域によってかなり違うのでなんとも言えないが、母乳またはミルクによる被曝は1mSv(1000μSv)以下に抑えるべきだと仮定して、平均のBq/kgを求める。

1000μSv ÷ 0.18μSv/Bq ÷ 365日 ÷ 1kg ≒ 15.2Bq/kg

これを最初の検査結果と照らし合わせてみる。千葉県柏市と茨城県守谷市の女性の検査値がやや高めではあるが、4人とも心配する値ではないことが分かる。しかし気になるのであれば、なんからの対策をした方がベターと考えられる。

----対策編----------------------------------------------------------------

ヨウ素131などの放射性物質を体内に取り込む経路は3つである。
  1. 飲料からの経口摂取
  2. 食料からの経口摂取
  3. 呼吸からの吸引摂取

このうち母乳に大きな関係があるのは、飲料と食料である。赤ちゃんに安心な母乳を与えたいならば、飲料と食料に気を使った方がベターいうことになる。具体的には以下のとおり。
  1. 水道局の水質データを毎日チェックし、放射性物質濃度が高いときは飲んだり調理に使ったりしない。
  2. 食品を購入する際には産地に気をつける。

水については、濃度の低いときに1、2日分くらい汲み置きしておくか、ミネラルウォーターを常備しておくと良いだろう。だが水道水の放射性ヨウ素の濃度が高いのは一時的現象であり、通常は微量に収まっているので、平均すれば特に問題ないとも言える。水道水を絶対に使わないなどと極端なことをする必要はなく、ニュースになったときに汲み置きやミネラルウォーターを使えば良い程度である。

食品については、産地の方には申し訳ないが、母乳を与えているお母さんに関しては摂取は好ましくないと言える。それ以外の成人については、毎日わざわざ基準値ギリギリの食品ばかり食べるのでなければ、神経質になる必要はないだろう。

なお乳児用粉ミルクを溶く場合には、ミネラルウォーターを使うのは好ましくないという説がある。ミネラル分が多すぎて、赤ちゃんには負担になるからだそうである。

いずれにしても、ニュースで水質汚染が報道された地域に住む乳幼児を抱えるお母さんは、定期的に母乳の検査をした方が良いと考えられる。現時点ではまだ検査体制は整っていないが、おそらくそのうち検査体制が整うと予想される。

--------------------------------------------------------------------------

参考URL
福島原発今後の予測被曝量計算方法

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福島原発プルトニウムの危険性評価

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2012/03/16 (Fri) 21:30

福島原発プルトニウムの危険性評価

東京電力福島第一原子力発電所事故で拡散したとみられるプルトニウム241を、放射線医学総合研究所などが福島県内で初めて検出し、2012年3月8日英国の科学電子雑誌に発表した。
再びプルトニウムの危険性が一部でクローズアップされているが、どの程度の危険性があるのか独自に評価してみた。

核種 放出量
(Bq)
経口摂取
実効線量係数
(Sv/Bq)
吸入摂取
実効線量係数
(Sv/Bq)
主な放射線
の種類
強さ
(MeV)
物理的半減期
(年)
人体での
蓄積場所と
生物学的
半減期
Cs-134 1.8京 1.9×10-8 2.0×10-8  β,γ 0.6580 2.1 筋肉・全身
2~110日
Cs-137 1.5京 1.3×10-8 3.9×10-8  β 0.5140 30
Pu-238 190億 2.3×10-7 1.1×10-4  α 5.4990 87.7 骨/50年
肝臓/20年
生殖腺/-
Pu-239 32億 2.5×10-7 1.2×10-4  α 5.1570 24065
Pu-240 32億 2.5×10-7 1.6×10-5  α 5.1680 6537
Pu-241 1.2兆 4.8×10-9 1.7×10-7  β 4.8970 14.4
表1 セシウムとプルトニウムの福島原発からの放出量、実効線量係数、線種、強さ、半減期

ここで実効線量係数とは、ベクレルからシーベルトへの換算係数である。シーベルトは人体へ影響度を表す。実効線量係数は年齢によって異なるが、年齢別の詳細なデータが入手できなかったので、17歳以上の成人のデータを用いた。

表1を元に、セシウム137を基準として1とした場合の放出量、実効線量系数、影響度を計算する。ここで影響度は以下の計算を行った。
影響度比 = 放出量比 × 実効線量係数比

核種 放出量比 経口摂取
実効線量係数比
吸入摂取
実効線量係数比
経口摂取
影響度比
吸入摂取
影響度比
Cs-134 1.20x10+0 1.46x10+0 5.13x10-1 1.75x10+0 6.15x10-1
Cs-137 1.00x10+0 1.00x10+0 1.00x10+0 1.00x10+0 1.00x10+0
Pu-238 1.27x10-6 1.77x10+1 2.82x10+3 2.24x10-5 3.57x10-3
Pu-239 2.13x10-7 1.92x10+1 3.08x10+3 4.10x10-6 6.56x10-4
Pu-240 2.13x10-7 1.92x10+1 4.10x10+2 4.10x10-6 8.75x10-5
Pu-241 8.00x10-5 3.69x10-1 4.36x10+0 2.95x10-5 3.49x10-4
表2 セシウム137を1とした場合の放出量、実効線量系数、影響度

表2を見ると以下のことが分かる。
経口摂取で同じベクレル数摂取した場合、プルトニウム(Pu-238, Pu-239, Pu-240)はセシウムに比べて約20倍危険である。吸入摂取で同じベクレル数摂取した場合、プルトニウム(Pu-238, Pu-239)はセシウムに比べて約3000倍危険である。しかしプルトニウムの方が放出量が圧倒的に少なく、総合的な人体への影響度は誤差を2倍程度に多めに見積もったとしても、経口摂取の場合で10000分の1、吸入摂取の場合で100分の1程度に過ぎない。

また、上記の影響度の計算は、プルトニウムとセシウムの存在比率が放出量比とどこでも同じであると仮定した上での計算である。実際にはプルトニウムはセシウムに比べ重い元素なので、遠くまで拡散しにくい。もちろん一部は遠くまで飛び、外国まで飛ぶ可能性も十分あるが、原発から遠くなればなるほどセシウムとの存在比率は小さくなり、従って影響比も小さくなる。逆に原発に近ければ影響比は大きくなる。プルトニウムのセシウムに対する存在比が放出量比と同じになる地点、言い換えれば吸入摂取影響度比が100分の1以上になる距離はどの程度であるか、これは単なる推測だが、原発敷地内程度、どんなに遠くても避難地域内にあると推測される。そしてその範囲外では吸入摂取影響度比が100分の1以下になることになる。

従って一般人へのプルトニウムの影響は無視して良いと考えられる。逆に原発作業員は吸入しないようにするべきと考えられる。

おそらく放出量に誤魔化しがあると疑う人も多いと思われるが、10倍誤魔化していたとしても吸入摂取影響度比でまだ10分の1、100倍誤魔化していたとしてようやくセシウムと同等の危険性である。100倍誤魔化すのは絶対にと言ってよいほど不可能で、10倍誤魔化すのもほぼ不可能であり、かつそれでも吸入摂取影響度比10分の1はまだ誤差範囲と言える。しかも、セシウムとプルトニウムの存在比率がどこも一定であると仮定した場合の話である。従って誤魔化せる範囲での誤魔化しがあったとしても上記の一般人へのプルトニウムの影響は無視して良いという結論は変わらない。

プルトニウムの飛散については、以下が詳しく分析している。
buveryの日記 2011-11-06 私が、『福島のプルトニウムは無視して良い』と考えるわけ
http://d.hatena.ne.jp/buvery/20111106

表1作成のための参考資料URL
子供を守ろう SAVE CHILD 【放射能】福島第一原発から飛散した主な放射性同位体(核種)全31種・放出量・具体的な人体への影響など
http://savechild.net/archives/3891.html
緊急被ばく医療研究のホームページ ≪内部被ばくに関する線量換算係数≫
http://www.remnet.jp/lecture/b05_01/4_1.html
Plutonium dispersal and health hazards from nuclear weapon accidents
http://www.reocities.com/m_v_ramana/nucleararticles/pu_dispersal_curr_sci.pdf
プルトニウム241の検出が論文発表されたことの意味とは
http://togetter.com/li/270088

補足:上記資料中に吸入タイプという言葉が出てくる場合があるのでその解説。
●Type F: 速い吸収=吸着した物質は容易に呼吸管から体液に吸収される
●Type M: 中度の吸収=吸着した物質の、呼吸管から体液への吸収率は中程度
●Type S: 遅い吸収=吸着した物質は呼吸管で比較的不溶 (insoluble)
の3種に加えて、気体または気化しやすい物に対して、
●Type V: 極めて速い吸収=吸着した物質は、線量計算の目的で、呼吸管から  直ちに体液に吸収されるものと仮定する
http://blog.livedoor.jp/pierres_blanches/archives/51734810.html

その他参考URL
原発事故で拡散、プルトニウム241初検出(2012年3月9日08時04分 読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20110316-866921/news/20120308-OYT1T01249.htm

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